英語論文・レポート・メールの書き方 - 使える英語表現・フレーズ集 -

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「be subject to」の意味・使い方:~の対象となる、~の支配下にある,~にさらされる

【本記事の目次】

本記事では、「~の対象となる」という英語表現:be subject to を紹介します。

 

堅い説明をすると、法則や前提となるものの支配下にある状況,またはそれらに影響を受ける状況を述べるのに使います。

「〜の支配下にある」と聞くとちょっと難しいイメージですが、実際には「この定理は〜の規則・法則に従う」「このシステムは〜の影響を受ける」などと表現するために使われます。

 

これは結構使える表現です、実際に論文を読んでいる方は良く目にするのではないでしょうか?

 

 

  •  be subject to ~ 
    ~の対象となる
    ~の支配下にある,

    ~にさらされる,

以下、例文を用いて使い方を紹介したいと思います。

 

 

「〜の支配下にある」の意味で使われる例文

[例文1:~の支配下にある]

Students are subject to the rule of the school
学生は校則の支配下にある

 

[例文2:~の支配下にある]

The system is subject to the influence of ambient temperatures.
そのシステムは周囲の温度の影響下にある(= 周囲の温度に影響を受ける)

「〜にさらされる」の意味で使われる例文

[例文3:〜にさらされる]

This report will be subject to the review by my boss.
このレポートは私の上司によるレビューにさらされるだろう(レビューされるだろう)

 

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「〜の対象になる」の意味で使われる例文

[例文4:〜の対象となる]

To access to external network is subject to additional fee.
外部ネットワークへのアクセスは追加料金の対象になる

 

[例文5:〜の対象となる]

Shipping this product is subject to a custom duty.
この製品の郵送は関税の対象となる

 

[例文6:〜の対象となる]

This issue can be subject to further investigation.
この事象は詳細調査の対象となり得る

まとめ

「~に影響を受ける」というニュアンスは論文やレポートで頻出表現です.影響を受けるという表現は他にもありますが(be affected など),その中でも何か大きなものや前提となるもの,法律・規則などの影響下にあるときなどに使う表現であると私は理解して使っています。

 

上の例文のように日本語で訳すと意味が多岐に渡るため、ニュアンスを掴むのが難しいですが、慣れれば便利な表現であることは間違いありません。これを使いこなすことでより論文らしい文章になると思うので覚えたい表現ですね。